こへび隊とは

こへび隊とは?

こへび隊とは、「大地の芸術祭」の里・越後妻有(十日町市・津南町)を舞台に、芸術祭を支える活動するボランティアです。応援するだけではなく、芸術祭を一緒に支えている存在であるという意味から「サポーター」とも呼ばれています。

世代・ジャンル・地域を超えた自主的な組織として、越後妻有や首都圏を中心に全国および海外から3000人以上が参加し、高校生から80代までの幅広い年齢層のメンバーが芸術祭を通じた地域づくりの担い手として活躍をしています。

越後妻有に生まれ育った地域住民、地元の学生、美術や建築、語学や地域づくりなどを学ぶ学生、仕事を持つ人から引退した方、作家やスタッフの家族など、多様な人々が参加しています。

活動の内容は?

大地の芸術祭をきっかけとした地域づくりを目的として、通年を通して様々な活動を行います。アーティストや地域の方と交流しながらのお手伝いや、時期に応じてさまざまな経験ができるのが魅力です。活動は一日からでも参加できます。

▼芸術祭の会期前

アート作品の制作サポート。

自然を舞台にした作品のため、作品候補地の草刈りや、会場となる空き家の清掃など、アーティストやスタッフと一緒に作品を制作します。

▼芸術祭の会期中

芸術祭の期間は、アート作品の受付や管理がメインの活動です。

来場者へのご案内や作品鑑賞パスポートのチェックや作品紹介、送迎、ツアーガイドなども行います。

▼通年

芸術祭の会期に限らず、通年で地域に蓄積されている200点の以上のアート作品や施設のメンテナンスも行います。

その他、四季毎に行われるイベントプログラムの企画運営サポート、棚田の田植えや稲刈り、冬には雪堀や雪囲いなど季節に応じた地域活動や、大地の芸術祭に関わる勉強会も行っています。

こへび隊がめざすこと

「大地の芸術祭」の舞台となる越後妻有地域は、日本有数の豪雪地帯でもあり、過疎高齢化などの課題を抱える中山間地域でもあります。

大地の芸術祭の目的は、越後妻有地域に存在する地域の資源をアートを通して発見し、世界へ発信すること。また、越後妻有を訪れるお客様やアーティストと地域住民との交流を通して、地域を元気で持続的な場所にしていくことにあります。

その中でこへび隊は、国内外の様々な地域から訪れる観光客、世界中から参加するア ーティスト、地元住民との恊働を通して新たな交流を生み出すことで、地域づくりの大切な要としての役割を担っています。

こへび隊の由来

越後妻有では、へびは神聖な生き物、守り神として縁起がよいものとされていいます。

脱皮しながら大きくなる様子をこへび隊が成長する姿に重ね、「力をあわせて大きくなっていこう」という想いを込めたシンボルとなりました。ヘビ6匹のネックレスマークは、大地の芸術祭開催当時あった6市町村(十日町市、松代町、松之山町、川西町、中里村、津南町)が合併し、協力して一緒に歩んでいく姿にもちなんでいます。

こへび隊活動 5つの心得

大地の芸術祭は、越後妻有の里山が舞台。美しい里山の風景や作品を大切に、地元の方々、お客さま、こへび隊、作家などみんなが芸術祭を楽しみ満喫できるよう、活動の参加にあたり守って欲しい大切な5つの心得です。

①準備を万端に
参加する活動の時間や持ち物、注意事項を事前にきちんと確認し、準備万端で活動に参加しましょう。元気に楽しく活動できるよう、睡眠や食事をきちんととり、活動当日を迎えましょう。動きやすい靴や服装のご用意、屋外での活動の場合、夏は熱中症対策、冬は雪や寒さへの寒さ対策も万全に。

②爽やかにあいさつを
地元の方々、作家、こへび隊、お客さまなど、こへび隊活動ではさまざまな人と出会い協働します。みんなが楽しく気持ちよく1日を過ごせるよう、笑顔で爽やかにあいさつを。

③越後妻有の暮らしを守ろう
大地の芸術祭の作品は、田んぼ、畑、空家や廃校など、地域の生活の場を舞台に点在しています。大声で騒いだり、むやみに踏み入るなどしないように。ゴミは持ち帰り、落ちていたら拾いましょう。

④作品と作家の想いを大切に
活動時は作家や担当者の指示や注意に従って活動しましょう。制作中や未公開の作品の写真を撮る際は事前にりたい時は確認を取る、他の人が写っているSNSに許可なく掲載しないなど、写真や情報の取り扱いには配慮をお願いします。作家が集中して作業しているときは、じっと待つ時間もあるかもしれません。作家が作品制作に全力で取り組めるよう、ご協力お願いします。

⑤移動は安全運転で
お車で移動をする際は車間距離を十分に取り、スピードの出しすぎに注意。駐車スペース以外への駐車はお控えください。事故無く怪我無く、安全運転を。

自然、人、暮らし、出会い、時間を大切に。
みんなが大地の芸術祭を心から楽しめるよう、ご協力をお願いします。