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2022.05.13

2022/5/31 第8回フラム塾(ゲスト:坂茂)参加者募集中!

「芸術祭を横断的に学ぶ」と題し、各地方で行われている芸術祭からもゲストをお呼びし、芸術祭の「今」を知るシリーズ企画。越後妻有以外のサポーターにもご参加いただき、各地方で行われる芸術祭に関わる・興味のある皆様をつなぐ場となればと考えております。ご興味ある方は是非ご参加ください!

プログラム概要

建築家の坂茂さんをお呼びします。

坂さんは、《ポンピドゥ・センター・メス》(2010, フランス)や《大分県立美術館 OPAM》(2014, 日本)など世界中で大規模な建築を設計する一方で、災害やパンデミックに対する支援として紙管を構造体に使った仮設住居などを各地で提案してきました。2014年には、その多方面にわたる建築活動が高く評価され、建築界のノーベル賞とも言われるプリツカー賞を受賞しました。

近年では、新型コロナウィルスのワクチン接種会場や、ウクライナ難民の避難所として、紙管を使った間仕切りシステムを提案、実際に各地で運用されています。

今回は、作品づくりと社会貢献という2つの側面からご自身の建築活動をご紹介いただくとともに、「瀬戸内国際芸術祭2022」にて男木島で大岩オスカールさんと計画中のパビリオンについてもお話しいただきます。

日時

2022年5月31日(火)19:00~21:00(18:45開場)

参加費

・会場参加(代官山アートフロントギャラリー):2,500円
・Zoom参加:2,000円
・全12回 通し参加 22,000円

*各回イベント終了後の1週間限定で見逃し配信をご覧いただけます。
*会場参加は、通し参加者優先の先着とします。

申し込み方法

①WEB申し込み
下記のPeatixサイトにてお申し込みください。
第7回への参加申し込み:https://fkcs-2022-05-31.peatix.com/view
通し参加申し込み:https://peatix.com/event/2937992


②銀行振込
下記のGoogleフォームにてお申し込みください。
お申し込みが確認でき次第、お振込先をご案内させていただきます。


通し参加申し込み:
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSegVXjfmjqj-WJMoKMzC8chrVrRGYnoIs3wuavnjSVDwUS1hA/viewform


ご質問やご不明点などございましたら、お気軽にご連絡ください。
また皆様とお会いできますことを楽しみにしております!

何卒宜しくお願い致します。

過去の開催事例


第1回:北川フラム × 南条嘉毅 × 川村清志 10月11日(月)19時~21時 終了しました
1年の延期を経て、石川県珠洲市でオープンした奥能登国際芸術祭。
その中核をなす施設「スズ・シアター・ミュージアム」を手掛けたアーティストの南条さん、歴史民俗学アドバイザーとして参加した川村さんをお招きして、今回のプロジェクトについてお話いただきます。


第二回:北川フラム × 平田オリザ 11月22日(月)19時~21時  終了しました
兵庫県で芸術文化と観光を中核に据えた芸術文化観光専門職大学をオープンした平田オリザさん。
フィールドや方法は違えど、共に文化と観光を掛け合わせた活動を展開する二人の対談をお届けします。


第三回:北川フラム × 木奥恵三 11月13日(月)19時~21時  終了しました
作品の記録や芸術祭の広報など、芸術祭を伝えていくに欠かせない「写真」。
ただ、その作業がどのように行われているか、あまり知られていません。
今回は現代美術の撮影を手掛けるトップカメラマンの一人であり、芸術祭でも数多くの作品を撮影されてきた木奥恵三さんにお越しいただき、普段語られることの少ない舞台裏をお話しいただきます。


第四回:建築家 木内俊克・砂山太一に学ぶ小豆島プロジェクト 1月12日(水)19時~21時 終了しました

「瀬戸内国際芸術祭2022」にて小豆島でのプロジェクトを計画中の木内俊克さんと砂山太一さんをお呼びします。木内さんと砂山さんは建築・美術を軸に企画から設計・制作まで多岐にわたる活動をされています。両氏が参加した第17回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館展示(2021)は、日本の木造住宅を解体してヴェネチアで再構築するまでのプロセスを展示するというユニークな形式の展覧会として世界的に注目を集めました。

今回は、「瀬戸内国際芸術祭2022」に際して、小豆島・坂手で計画中の拠点施設についてお話しいただきます。この施設は、新建築社との協働のもと、建築・美術に関するコンテンツを制作・展示する拠点となります。小豆島のリサーチから企画、設計・制作に至るまでのプロセスや、今後の展開についてお話しいただきます。


第5回:福島県飯舘村でのローカルプロジェクトから学ぶ 2月14日(月)19時~21時 終了しました

ゲスト:田尾陽一、矢野淳、佐藤研吾

NPO法人「ふくしま再生の会」の理事長を務め、福島県飯舘村を拠点に活動する田尾陽一さんをお呼びします。田尾さんは、4才の時、広島で原爆に会い、学生時代には東大大学院で高エネルギー加速器物理学を研究されていました。2011年の福島第一原発事故に際して「被災地の放射線量はどうなっているのか」を知るため福島に向かい、同年6月には福島県飯舘村の農民と協働し、ボランティアと研究者を結集して「ふくしま再生の会」を結成し、地域再生に向けた活動を始めました。飯舘村を拠点として、原発被害からの再生の先に、自然と人間の関係の再生を見据えて活動されています。

また、近年では合同会社「MARBLiNG」の矢野淳さんと松本奈々さんを中心に、旧コメリ建屋を活用し農業の実験や放射線の測定などを行う拠点施設の整備が進み、村を舞台にしたアートプロジェクトも始まっています。

原発事故から11年、これまでの活動を振り返り、都市から地方への流れが進むポストコロナ時代に不可欠な、自然と人間の共生理念とその実践の道を語っていただきます。
後半では、旧コメリ建屋を活用した拠点施設のプロジェクトについて、中心になって活動する矢野淳さんと設計・施工を行う建築家の佐藤研吾さんにお話しいただきます。


第6回 ゲスト吉見俊哉  3月17日(月)19時~21時  終了しました

日本を代表する社会学者で東京大学大学院情報学環教授の吉見俊哉さんをお呼びします。

吉見さんは、1987年に「劇場としての都市」を論じた『都市のドラマトゥルギー―東京・盛り場の社会史』を発表以来、人々の集まる場におけるドラマや、メディア文化に着目した研究を続けてこられました。万博や五輪など「都市における祝祭」に関する研究も多く、東京五輪に際して発表された著作『五輪と戦後:上演としての東京オリンピック』やメディアでの発言などでも注目を集めました。また、『東京裏返し』では、東京都心北部の土着的な記憶を呼び起こすような街歩きを提案されています。

今回は、吉見さんの視点から、芸術祭で展示されるアート/上演されるパフォーマンスがその土地とそこで暮らす人々にもたらす影響や、実際に芸術祭を訪れて感じたことなどについてお話しいただきます。

第7回 「大地の芸術祭2022/瀬戸内国際芸術祭2022」(モデレーター:北川フラム、ゲスト:福田敏也)終了しました

「越後妻有 大地の芸術祭 2022」(4月29日~)と「瀬戸内国際芸術祭2022」(4月14日~)の開幕に先駆けて、総合ディレクターの北川フラムが開催への意気込みや2つの芸術祭の見どころなどについて語ります。

後半では、「奥能登国際芸術祭」のコミュニケーションディレクターを務めた福田敏也さんをお呼びし、芸術祭の広報活動の裏側についてお話しいただきます。