活動レポート

Report 2021/12/06

高校生こへび里山レポート vol.1「大地の芸術祭」に学ぶSDGsフィールドワーク

高校生から大人まで、様々な世代のみなさんに参加いただいているこへび隊。
地元の高校生の有志チームのみなさんが芸術祭のためにできる活動をしたい!ということで、レポートを書いてくれることになりました。
芸術祭のこと、作品のこと、地域のこと。これから、越後妻有に住む高校生ならではの視点で綴ってくれることを楽しみにしています。


Report

こんにちは!
私たちは津南中等教育学校の高校2年生です。

小さい頃から大地の芸術祭を身近に感じてきて、大地の芸術祭の魅力をもっと広めたい!
私たちが感じたことを知ってもらいたい!と思い、今回から大地の芸術祭の作品や、津南町の特色について紹介をしていくことを決めました。

今回、ご紹介するのは9月18日に行われた「大地の芸術祭」に学ぶSDGsフィールドワークプログラムについてです。
実際に参加してきた感想なども交えてご紹介したいと思います!

今回フィールドワークプログラムが行われたのは、松代にある農舞台。
ピロティでのガイダンスの後に、実際に作品の近くまで歩いていき、地元の方から作品の説明をして頂きました。

皆さんは「棚田」という作品をご存じでしょうか。
白い枠の中にいくつかの文字と農作業をしている人の模型が飾られている作品です。
写真で見たことがある!という方もいると思います。有名な作品ですよね。

写真でしか見たことがなかったので実際に見て驚きました。
農作業をしている人の模型が実際に田んぼの中にあるのです。
近くまで行ってみると予想を超える大きさで驚きました。冬になると、屋内に片づけるみたいなのですが、あの斜面で運ぶのは相当大変なんだろうな…と思いました。

次に見たのは、「リバース・シティ」という作品です。大きい、国名が書かれた色鉛筆がぶら下がっている作品です。こちらも有名で、よくパンフレットに載っていると思います。

「リバース・シティ」パスカル・マルティン・タイユ―

実際に見てみるとやはり迫力が違います。カラフルで、本物の鉛筆のようで、少し塗装がはげたりしているところも含めて面白い作品だと思いました。この写真だと見づらいですが、いろいろな国名が書いてあるので好きな国名を探してみるのもいいかもしれないですね

西洋料理店 山猫軒/ 白井美穂

フィールドミュージアムでの作品の見学が終わった後は農舞台に戻り、大地の芸術祭とSDGsを関連づけて今、そしてこれから私たちに何ができるか、またさらに発展させていくにはどうしたら良いかなどを話し合いました。


黄色の付箋に現状課題を書き、その解決策をピンクの付箋に書いて該当問題に合わせて貼っていく、という作業をしながら話し合いました。

様々な意見、様々なアイデアがたくさん出て、自分たちも協力したい!実際にやってみたい!と思うようなものがたくさん挙がりました。


この体験を通して、私たちは大地の芸術祭は誇れるものであり、この地域の自慢できるものだと感じました。
実際に多くの観光客の方が足を運んでくれていますが、観光客だけでなく地元の方も、一度足を運んだことがある人も、全ての人が楽しめるような感動するような芸術祭を創りたい、制作に協力したいと思いました。


地元の方からの説明も味があり、私たちの知らないことをたくさん知っていました。
とても面白く、充実した1日を過ごすことができました。ありがとうございました。


みなさんも、改めて作品に足を運んでみてください。
前に行った時とは違うものを感じることが出来るかもしれません。


それが、この大地の芸術祭が持っている「作品の力」なのではないでしょうか。


最後まで読んでいただきありがとうございました。






▼【新潟×SDGs×体験】「大地の芸術祭」の里 越後妻有で「SDGsの“はじめの一歩”」を踏み出す中高生向け体験学習プログラムを提供開始!

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000046389.html


▼「大地の芸術祭」の里で学ぶ! 教育旅行プログラムのご案内

https://www.echigo-tsumari.jp/news/20210913_02/